Ayurveda
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダについてまだ詳しくご存じない方へ、これから学んでいく上で知っておきたいアーユルヴェーダについての基礎知識などをご紹介いたします。
アーユルヴェーダについてまだ詳しくご存じない方へ、これから学んでいく上で知っておきたいアーユルヴェーダについての基礎知識などをご紹介いたします。
アーユルヴェーダは世界3大医学の一つであり、インド・スリランカで生まれた約5000年以上の歴史を持つ世界最古の伝統医学です。
サンスクリット語のAyuh(生命・寿命)Veda(科学・知識)を合わせた言葉から、生命そのものを科学する医学、あるいは実践的な生活健康法として受け継がれてきました。
中国の漢方と同様、世界保健機構(WHO)によって公式に承認されています。
西洋医学が病気の症状を取り除く治療医学であるのに対し、アーユルヴェーダはより健康に、長寿や若さを保つことを目的とした予防医学となりました。
アーユルヴェーダは極めて洗練された健康法として脚光を浴びるようになり、1977年には日本でもヨガと共に知名度も上がり多くの人に注目され始めています。
アーユルヴェーダでは、身体を構成するエネルギーをドーシャと呼んでおり、ドーシャが乱れると病気になるとの考え方です。
そのドーシャの乱れを、視診・触診・問診・聴診で見ていきます。
ドーシャは、ヴァータ・ピッタ・カパの3つの生命エネルギーを持っていて、ヴァータやピッタ、カパを余計に増やしてしまうとドーシャが乱れ、病気になるとの考えです。
これらのドーシャから、人体を理解し、アヴィヤンガと呼ばれる全身のオイルマッサージで過剰なドーシャを溶かし、ドーシャのバランスを整えます。
ドーシャのバランスが整うことで体内の浄化にも繋がり、バランスの調整、毒素の排泄も行っていきます。
【バランス時】
自信と満足感に満ち溢れた表情、正常な排泄、柔軟な身体、知的な話し方、チャレンジ精神が旺盛、集中力
【アンバランス時】
批判的、理屈っぽい、自己中心的、怒りっぽい、忍耐力がなくなる
【バランス時】
明るく快活、機敏で活発、かろやかな動き、排泄の状態が正常、健やかな睡眠、体力・抵抗力がある
【アンバランス時】
興奮しやすい、気分の変動が激しい、悩みや不安が多い、考えがまとまらない、集中力の低下、注意力散漫
【バランス時】
慈悲深い愛情、精神が安定、力強さに満ち溢れている、安定した行動、着実、粘り強い
【アンバランス時】
思考力や行動力が鈍くなる、行動が鈍くなる、執着しやすくなる、鬱状態、昼寝をしたくなる
「アヴィヤンガ」とは、「オイルを塗布する処置」のこと。全身のオイルトリートメントのことです。
アーユルヴェーダのオイルマッサージは、身体と心に溜まって不調の原因となっているアーマ(未消化物)や毒素を取り除き、身体と心に必要な栄養を補充します。
● 期待できる主な効果
深いリラクゼーション、心身を丈夫にする、疲れや痛みの軽減、ストレス回復、眠りを促す、皮膚を強くして色つやを良くする
「シローヴィヤンガ」とは、頭皮をハーブオイルでマッサージするトリートメントのことです。
アーユルヴェーダでは、頭(脳)は大切な臓器と考えます。
頭部にはたくさんのマルマ(急所:ツボ)が存在します。
マッサージすることによって、リフレクソロジーの効果が高く、感覚器官を改善、蓄積された老廃物を鼻腔内に導きます。
顔のシワ・たるみの原因は頭皮のたるみなので、フェイスラインを整える効果もあります。
● 期待できる主な効果
深いリラクゼーション、心身を丈夫にする、疲れや痛みの軽減、ストレス回復、眠りを促す、皮膚を強くして色つやを良くする
シローダーラとは、額に温かいオイルをスタパニーマルマ(ツボ)流し続けることで瞑想状態になり、心身の深い部分を開放することができる究極のリラクゼーションのことです。
セサミオイルの成分、ナイヤシンが育毛を促進し髪もしっとりしなやかに。
● 期待できる主な効果
頭痛、目の疲れ、ストレス、不眠など